エージェント経由採用が90%からほぼ0%へ。日本マイクロソフトが実践するタレントソーシング採用とは?


日本マイクロソフト株式会社採用グループ タレントソーシングチーム イベントオペレーションズ プログラムマネージャー 森 まみなさん

導入前課題

・3年前に、エージェント契約による採用からタレントソーシングへの移行プロジェクトを発足しており、タレントプールに人材を集める必要性があった
・なかなか自社のカルチャーとマッチする優良な人材に出会えなかった

導入後効果

・自社にマッチする優良な人材をスクリーニングした上でプールできた
・直近では、短期間で2名の採用に結びついた
・イベント集客においては、当初の想定人数の200%の成果
・タレントパイプラインのショート化により採用効率を向上させた

「タレントソーシング」による人材採用へのシフトチェンジ

3年前の2016年に、エージェント経由での短期的採用から、インハウスの長期的な視野に立ったタレントソーシングによる採用へとシフトチェンジするプロジェクトを立ち上げました。
優秀な人材は現在の職場でも評価されておりリテンションが図られているため転職を考える機会が限られており、顕在層のみにアプローチする人材紹介だけでは、その時のポジションに求められる要件を満たし、かつ自社のカルチャーともマッチするベストな人材を補えなかったためです。こうしたことから、今すぐには転職を考えていない優秀な人材を潜在的な求職者と位置づけ、転職を考える以前から長期的に付き合って採用に繋げるための「タレントプール」を作る必要がありました。
プロジェクト立ち上げ以前はエージェント経由の採用が、採用全体の90%を占めていましたが、現在はほぼ0%になっています。ソーシング機能をインハウスにおき、顕在求職者だけでなく、ダイバーシティに富んだ潜在求職者にもアクセスできるような仕組みに切り替える上で、「様々な志向性の女性を応援する」というLiBzCAREERの企業方針に共感し、活用してみることにしました。その結果、以前は多岐にわたるエージェントや媒体を使用していたのですが、現在はLiBzCAREERを含めた数社との契約に絞ることができました。
「タレントソーシング」を立ち上げてから軌道に乗せるまでは大変でしたが、ショートリストのタレントパイプラインを持つことになりましたので、現在では、より効率的な採用ができるようになりました。その結果、採用目標を数字で達成するだけの従来の採用活動とは異なり、長期的な視野で、企業のブランディングにも貢献することができると感じています。

また、弊社からのメッセージを伝え、潜在求職者にアクセスする間口を広めるため、働き方にフォーカスしたキャリアイベント、スキルビルディングのためのワークショップ、多様なバッググラウンドを持つ参加者同士のネットワーキングイベント、オープンハウスなどのカジュアルなイベントを随時行なっています。イベントについては、集客にコストをかけない方針で運営しており、これまではリファラル、LinkedInなどのSNSを通じて告知してきていました。
この度、リーダー志向の女性向けイベント『Women Think Next』を開催するにあたり、より幅広い層にアクセスすることを目標に、LiBzCAREERのダイレクトリクルーティングを活用しました。すると、LiBzCAREERからは、見込み数20名の2倍にあたる40名の来場者があり、非常に効果があったことを感じています。
同イベントでは、一人でリーダーを目指すことに不安を持つ女性たちが同じ思いを共有し、これからの人生、新しい働き方・生き方を一緒に考え自信を身につけた上で、社会で活躍するための新たな一歩を踏み出すきっかけを提供できました。マイクロソフトがダイバーシティ&インクルージョンを大切にしていることをマーケットに伝えられたこと、弊社の世界共通のミッションとして女性の活躍をエンパワーできたという面でも大きな成果が得られました。

ダイバーシティは、後付けの義務的な取り組みではなく、
全世界のマイクロソフトの生命線

弊社では、日本政府の方針と連動し、働き方改革を推進しています。次のステージへの進展として、「仕事」と「プライベート」を場面に応じて選択するという「ワーク ライフ チョイス」の考え方を広め、「個人や組織が持つポテンシャルを最大限発揮できる環境づくり」、「罪悪感を持つことなくワークとライフをチョイスできる社会」の実現を目指しています。
今回、『Women Think Next』を開催した理由も、ダイバーシティを取り入れるという後付けの義務からではありません。弊社の全社員に、「マイクロソフトは、ダイバーシティを尊重してきたからこそ、生き残ってくることができた」という自覚があり、「人材の多様性こそが企業の生命線である」という考えを共有しています。様々なターゲットに向けてイベントを開催しているのも、多様なバックグラウンドを持つ潜在求職者にアプローチするためでもあるのです。

ダイバーシティを維持する上では、時には支援プランも必要です。弊社では、様々な理由で一度キャリアを中断した女性が日本社会に多いことを受けて創設した職場復帰支援のための「リターンシッププログラム」を用意しています。私自身、「優秀な女性やマインドを持つ女性が、バックグラウンドに関わらず、キャリアを重ねて活躍できる社会にしたい」という強い志を社会人になった当初から一貫して持っております。
「意欲はあるしスキル的にも十分。でも最前線を離れていることが不安」。LiBzCAREERに登録している人材にはそうした女性も多いため、今後は「リターンシッププログラム」を活用した採用も増えるのではないかと、大いに期待しています。
LiBzCAREERとの契約後にお会いした方の中にも、申し分のないキャリアでありながらブランクがあったために「復帰に自信がない」という方がいましたので、「リターンシッププログラム」を経て採用することが決まりました。求人をオープンしてからクロージングまで約1ヶ月と、非常にスピーディに1名を採用することができ、このスピード感は、LiBzCAREERの登録者と「リターンシッププログラム」の相性の良さを示唆していると思います。

LiBzCAREERの良質なデータベースは、直近の採用に限らず、
タレントネットワーキングにも可能性を秘めている

弊社の採用システムをタレントソーシングへ注力する方針に変えたことにより、工数でも、質でも採用効率がアップしました。
現在は、採用担当者であるタレントソーサーを通じて、弊社のビジネスやミッションを伝える場が出来上がっていますので、そこに共感するマインドの人材に出会うことが最重要だと考えています。人材のスキルには成長と共に変化する柔軟性がありますが、マインドは簡単には変えられないものですから。
LiBzCAREERが掲げる「がんばる女性を応援する」「いろいろな志向性の人がいて良い」という企業メッセージは、登録する人材のマインドやデータベースの質にも影響していますね。
また、カルチャーマッチ診断でその人の志向性が見れたり、求職者が転職時に重要視しているポイントといった内容が見れたりとLiBzCAREERならではのレジュメ項目があったのが弊社の求める人材をスクリーニングする上で重要な指標になり、活用しやすいと感じました。

ダイレクトリクルーティングで意識したのは、「LiBzCAREERの登録者には、メールを送れば送るほど返信率が上がる」という担当営業の方からのアドバイスです。最初は全員に一斉メールを送ったのですが、私自身が、個々の人に寄り添った感じがしないと感じました。そこで後日、リマインドメールは個々人にカスタマイズして送ったところ返信率が上がり、非常に手応えを感じました。
こちらからのメールに返信があれば、やりとりを通じてレジュメから読み取れる内容から一歩深く踏み込んだ、求職者の顔や経験を知ることができると考えています。
レジュメの記載という面では、求職者の持つ要望や条件が明確であることが重要だと感じます。特に女性は、ライフステージの変化により時短勤務や残業は避けたいといった要望を抱えた方が多いかと思います。可能性を狭めるように感じて、面接の場で詳細な要望を伝えることをためらう求職者もいるかと思いますので、あらかじめレジュメに記載できる項目があるのは求職者側にも採用側にもお互いにとっていいことかと思います。

また、LiBzCAREERという仕組みは、働く女性のタレントネットワーキングにも活用できると思います。当社も『Women Think Next』に活用しましたが、イベント開催後2週間で、参加者1名の採用が決定するという、他媒体にないマッチング性の高さを感じました。
今後は、顕在求職者・潜在求職者を問わず、それぞれの方の属性に応じたコミュニティを作れたら良いのではないかと思っています。単なる当事者のコミュニティにとどまらず、企業も加わりオープンな交流を行なうことによって、企業にとっても求職者にとっても、可能性が広がるのではないかと考えます。
「本気で優秀な人材を採用したいと考えているなら、多様性こそが、私たちが目指す企業文化の中核である」。そうした考え方を持っている企業には、LiBzCAREERを通じた採用は非常にお勧めですし、もっと積極的に使っていただけたらと思います。

■会社概要
「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとして、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ時代のデジタルトランスフォーメーションを可能にする、マイクロソフト コーポレーション。同社の日本法人である日本マイクロソフト株式会社は、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指している。

■採用職種
・営業
・エンジニア

 

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